2018年卒の就職活動~音大生が準備しておいた方がいいこと~

【写真】2018年卒の就職活動~音大生が準備しておいた方がいいこと~

3月に入り、いよいよ2018年卒業予定の学生の就職活動が本格的にスタートしました。業界分析や会社研究など着々と準備を進めてきた方、これから合同企業説明会等に参加して情報収集をしようと考えている方、就職活動に重きはおいていないけれど、少し不安を感じている方、など様々いるのではないでしょうか。そんな皆さんに、春休みのこの時期に考えておいた方がいいことをお伝えしたいと思います。

 

卒業後の働き方をイメージしよう


みなさんは、卒業後の働き方を具体的にイメージした事はありますでしょうか。演奏家、指導者、教員、楽団員、会社員・・・と卒業後の進路は様々に考えられると思います。その際の拘束時間、音楽活動をする時間などは、もちろんそれぞれの働き方によって異なってきますね。今回は2つのキャリアについて、一週間のスケジュールを例に考えてみたいと思います。

(1)演奏家の場合

【図】2018_演奏家スケジュール

演奏の仕事をメインとして、活動している方の仮のスケジュールです。生活を支える仕事として、アルバイトを選ぶことで、個人練習や演奏会の合わせ練習など、日程の調整がしやすい点は魅力的ですね。ではここで、アルバイトの時間について考えてみましょう。総務省の統計では、20代の月間消費支出(生活費)は全国平均で約18万円とされています。(平成27年家計調査年報より)ここでは生活費の全て18万円を時給1000円のアルバイトの仕事で稼いでいくと仮定しましょう。単純計算で、月に180時間、週休2日で考えても1日9時間働かなくてはいけません。演奏の仕事をたくさんもらえるようになれば、この割合も変わってくると思いますが、それまでの下積み期間は“演奏でない仕事”が、多くなる事は頭の中に入れておきたいです。また、社会人として社会保険や税金の申告手続きなども考えておきたい点の1つです。フリーの演奏家は個人事業主になるので、税金の納付など確定申告は自分で対応する必要があります。

 

(2)会社員の場合
【図】2018_会社員スケジュール

ここでは、音楽とは関係のない業界・職種の仕事に就いたものとして考えましょう。会社員の場合、平日の日中の間は仕事があるため、音楽活動ができるのは平日の夜か土日になります。ただ、平日の夜については、会社員として勤務をしていれば残業が発生する時や、接待・飲み会が入ることもあり、思うように練習ができない時もあります。ただ、生活を支える仕事という点では、もちろん責任をもって仕事を全うした上で、毎月一定額のお給料の振込があります。また、社会保険や税金の納付については、会社が対応してくれるので、確定申告の対象にあてはまらない限り、個人で手続き等をする必要はありません。音楽活動の時間は限られますが、まずは生活の基盤を整えたい方には適した働き方かもしれませんね。

ここでは、生活スタイルの違いがわかりやすい2種類を紹介しました。ですが、どちらもその方の状況や環境によっても異なりますので、あくまで目安として見ていただければ幸いです。

 

生活を支える仕事について考える


実際にスケジュールをみたところで、考えていただきたいのは生活を支える仕事についてです。どんな職業についたとしても、大学を卒業した後は学生ではなく誰もが“社会人”として見られます。それは実家暮らしであっても一人暮らしであっても、今後は“社会人”として、自分が生きていくための生活費に加えて、所得税や社会保険料の支払など、社会的義務を果たしていく必要があります。そうなると、そのお金をどうやって稼いでいくのかしっかりと考えていかなければいけません。

 

音楽が好き=音楽の仕事!はキケン


それでは、生活や社会的義務を果たすためにも、どんな仕事が良いでしょうか?この時、「音楽が好きだから、音楽の仕事がしたい!」と考えるのはキケンです。なぜなら、音楽を“何するのが好き”なのか考えておかないと、想像していた働き方と違ってしまう可能性があるからです。例えば、音楽を演奏することが好きな人が、レコード会社に入ったとします。しかし、その際に演奏するのは自分ではない別のアーティストです。自分はアーティストが演奏しやすい環境作りをすることが仕事になるのです。もしも担当したアーティストが自分より若かったら、自分の好きなジャンルの演奏でなかったら、それでもあなたは全力でアーティストをサポートすることができますか?好きなことを仕事にできたらいいなという考えは、音楽をしている人だけでなく、どの分野にも共通することだと思います。ですが、好きという一方向の見方だけで考えるのではなく、今一度音楽を“何するのが好き”かという動詞の部分を考えてみてください。それを考えるにあたって、自分はどんな時にやりがいや喜び、満足感や達成感を感じるのか、など自分の事を見つめなおす為の良い方法が、“自己分析”です。

 

自己分析は就職活動をしない人でも、為になる。


自己分析は、“就職活動を考えている人だけがするもの”と考えてしまいがちかもしれませんが、そんなことはありません。なぜなら、どんな働き方を選ぶにせよ、そこでのキャリアを築く為にはまず自分自身のことを正確に把握しておく必要があるからです。今一度、自分はどんな価値観をもっているのか、自分と向き合う手段として、就職活動を具体的に考えていない人にもぜひ実践していただきたいです。自己分析の方法は様々ありますが、おすすめしているのは「自分グラフ」です。今までの自分の人生の時間の経過とともに、人生の満足度をグラフで表すものになります。詳細は、【自己分析②】自分グラフを作ろう!に掲載しているので、ぜひ試してみてください。

 

今回は2018年卒業予定の方へ向けて、準備しておいた方がいいことをお伝えしました。まずは、卒業後の働き方について今一度、“具体的に”考えていただければ嬉しいです。

また、ミュージックメイトの2018年度採用に関しても、こちらのMusiciansの記事にて情報公開していく予定ですので、ぜひチェックしてくださいね。

 


2017-03-08 | Posted in 就活事始め, 就活記事No Comments » 

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