【幅広い分野での音楽の可能性】~マタニティミュージックについて~

【写真】マタニティミュージック

このブログを見てくださっている方にとって、“音楽”はきっといつも身近にあるものだと思いますが、改めて“音楽”の様々な可能性について考えたことはありますでしょうか。幅広い分野での音楽の可能性の中から、今日はマタニティミュージックについてご紹介したいと思います。

胎教とマタニティミュージック


マタニティミュージックの前に、みなさんは「胎教」という言葉を耳にしたことはありますでしょうか。「胎教」とは、妊婦が精神的な安定に努め、胎児に良い影響を与えようとすることです。赤ちゃんはお母さんの血液から栄養や酸素をもらって成長しています。人間の体はストレスを感じると血管を収縮させてしまうため、お母さんの血行が悪くなると赤ちゃんの成長に影響がでてしまう可能性があります。そのため、血行を良くして赤ちゃんの発育を良くするためにも、出来るだけお母さんの心がリラックスした状態にあることが大切です。具体的には、音楽を聴いたり歌ったりする、絵本の読み聞かせをする、おなかをなでたり、話しかけたりするなどがあります。そんな胎教の中でも、お母さんとお腹の赤ちゃんがリラックスするための音楽が、“マタニティミュージック”です。

 

実際赤ちゃんに音楽は聞こえているの?


一般的に胎教を始める時期としては、妊娠5~7ヶ月頃が良いと言われています。この頃には、お母さんの体も安定し、赤ちゃんの耳も発達してくるからです。しかし、お腹の赤ちゃんはお母さんの体や羊水に包まれている為、外の音は正確には聞こえていません。その中でもっとも赤ちゃんに伝わる音は、骨を伝わって直接体内に響くお母さん自身の声。その次が、“お母さんが聞く音”とされています。

 

どんな音楽がいいの?


では、お母さんとお腹の赤ちゃんが聞く音としてはどんな音楽がよいのか。それは、お母さんがリラックスして穏やかな気持ちになれる音楽です。例えば、クラシックやオルゴールミュージック、自然の音などが胎教に良いとされています。多くは普段の生活においても、リラクゼーション効果をもたらす音楽として聴かれていますね。

【クラシック】

良質な睡眠やリラックス効果を促すα波が多く含まれています。その中でも特にモーツァルトの音楽は、自然界にある「f分の1ゆらぎ」という音のリズムを多く含んでいるため、リラックス効果が高いと言われています。

※「f分の1ゆらぎ」とは…規則正しいゆらぎと不規則なゆらぎが混合している状態。音楽以外にも、川の流れや電車の揺れなどからもf分の1ゆらぎは感じられる。f分の1ゆらぎを感じた時、脳内にα波が発生し、人に快適感やヒーリング効果を与えるといわれている。

【自然の音】

小鳥のさえずりや川のせせらぎ、雨音、海の波音などのヒーリングミュージックは、癒し効果が抜群で胎教にもおすすめです。クラシック同様「f分の1ゆらぎ」のリズムがあるので、クラシック音楽でなかなかリラックスしにくい方は、自然音を使った音楽を聞いてみてもよいかもしれませんね。

【オルゴール】

お腹の中にいる赤ちゃんには、低周波と高周波の両方を持つ音楽が聴こえやすいと言われています。オルゴールの音色は3.75ヘルツの超低周波から100キロヘルツを超える超高周波までを網羅しており、赤ちゃんの反応が期待できる音楽です。CDでも構いませんが、生のオルゴールを聴く方がよりリラクゼーション効果があるようです。

 

以上、リラクゼーション効果が期待できる音楽を紹介しました。しかし、どんなに胎教に良い音楽だからといっても、お母さんが心地よく感じなければ意味がありません。あくまで、お母さんの気に入った音楽を聴いて、心穏やかにリラックスすることが大切です。

今回、マタニティミュージックを調べたことで、演奏会以外でも音楽が使われる“場”があることに改めて気付かされました。少し視野を広げてみると、音楽家としての働き方にも様々な可能性が広がるかもしれませんね。私も、自分が演奏したり聴いたりする音楽についてだけではなく、音楽の使われ方やその効果などもっと広い枠組みにおいても、更に知識や理解を深めていきたいと感じました。今以上にたくさんの人に音楽を聴いてもらえたら嬉しいですね。

 


2017-02-27 | Posted in BLOGNo Comments » 

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