【面接対策】「あなたのキャリアプランについて教えてください」|音大生編

面接対策/キャリアプラン

前回(【面接対策】面接官はどんな学生だと安心する?|中長期的な視野を身につけよう!)に引続き、本日は「あなたのキャリアプランについて教えてください」の答え方について考えていきたいと思います。

 

0.そもそも“キャリアプラン”って何?


その言葉のとおり、自分自身の働き方や達成したい目標へのプラン(計画)のことを指します。今は「キャリア」といっても“働く”ことだけでなく、“人生をかけて成し遂げたい目標”など広義な意味でも使われますが、就職活動においては“今後どんな働き方をし、そのためにどういった準備を進めるのか”について答えると良いでしょう。

 

1.まずは骨格を整えよう!必ず必要な3ステップ。


面接で回答を求められた際、どんな質問にも必要な基本ルールについては以前の記事「【音大生の面接対策③】回答の仕方にはルールがある!まずは基本を身につけよう!」をお読みください。今回は“キャリアプランの回答”に特化した3ステップについてお伝えしたいと思います。

 

(1)キャリアのゴール(結論)を伝える

(2)その会社で働くことでそのゴールが達成できる理由

(3)まとめ(キャリアのゴールの念押し)

 

まずは、上記3つの項目に絞りましょう。キャリアのゴールについては、「●●になりたい」「×××という目標がある」と具体的な職種や目標を設定してください。(2)については、“その会社で働くことで”の部分が重要です。例えば、あなたの目標がその会社の方針に合っていること。その会社が特定の商品やサービスを売っている場合は、その商品・サービスが出回る=あなたの目標も達成できるという画を描くことです。そして、(2)をしっかりと構築し、面接官を「うん、うん」と納得させた後は、もう1度「ついては、御社の●●職として精進することで、御社と社会に貢献していきたい」と自身のキャリアのゴールと熱意を念押しすることで、あなたのキャリアプランについて面接官により深く理解してもらうことが出来ます。

 

2.具体例で考える!「あなたのキャリアプランについて教えてください」音楽教室編


それでは、具体的な職種で考えてみたいと思います。ここでは、皆さんが一番身近に感じやすい(?)音楽教室のピアノ講師職にエントリーした場合を取り上げてみたいと思います。

例:音楽教室でのピアノ講師の面接時

面接官:「あなたのキャリアプランについて教えてください」

学生:「はい。貴社に入社いたしましたら、親しみやすい▲▲職としてより多くの方にピアノを学ぶ場を提供すべく努力して参りたいと思います。なぜなら、私は、音楽をより深く楽しむためには、幼少期の情操教育が必要不可欠であると考えており、その点で貴社の幼児教育プログラムの●●という特徴は、子供の音楽能力を最大限に伸ばすことが出来る大変貴重なプログラムだと考えているからです。まずはしっかりと勉強し、貴社の中で経験を積むことで、いずれは立派な▲▲職として、貴社と社会に貢献できればと考えております。」

まずは前項の(1)キャリアのゴール、(2)その会社で働くことで達成できる理由、(3)まとめの流れは押さえられていますね。そして、それぞれの内容について、さらに具体的な言葉を使うのは大いに歓迎です。例えば、「▲▲職」ですが、教室によっては“ピアノ講師”と言っても、グループレッスン・個人レッスン・グレード取得のサポート・ソルフェージュ・・・等、教える内容や教材によって、職種が細分化されている場合もあります。そういった教室の面接においては、「ピアノ講師の中でも、特に▲▲(職種)に魅力を感じている」と具体的にお伝えすることで、より志望度の高さや熱意が伝わりやすくなります。

 

3.具体例の番外編|実は・・・、いずれ転職や独立もありえる場合


“終身雇用”の崩壊と価値観の多様化によって、世界では様々な働き方が生まれています。例えば、転職や独立(起業)もその1つです。特に楽器講師の道を選ばれる場合、いずれはご自身で音楽教室を・・・と考える方は多いでしょう。そんなときは、例えば以下のような答え方があります。

面接官:「あなたのキャリアプランについて教えてください」

学生:「私の夢は、どんな境遇の子どもにも分け隔てなくピアノを学ぶ場を提供することです。私は、音楽を通して、物事を深く多角的に洞察する力や自身の考えを表現する力を養うことで、その方の人生がより深く実りあるものになると考えております。そう考えたとき、貴社の幼児教育プログラムの●●という特徴は、子供の音楽能力を最大限に伸ばすことが出来る大変貴重なプログラムだと感じております。まずはしっかりと勉強し、少しでも多くの方に貴社のプログラムを通して音楽の楽しみを知って頂くことで、貴社と社会に貢献できればと考えております。」

1.の項でお伝えした基本の3ステップについては、とりあえず網羅していますね。ここで一番大事なのは、“うそはつかない”ことです。社会も組織も、人と人とのコミュニケーションで成り立っていますが、 “うそ”をついてしまうとそもそもの信頼関係が築けません。また、うそをついてしまった罪悪感により、自分自身の心も傷つくでしょう。ただし、新卒採用において、出来る限り長く働き、会社に貢献してくれそうな学生さんを採用したいと思っている企業が多いことも事実です。企業の想いと自身の夢の板ばさみになったときは、少し大人になってみましょう。うそをつくのではなく“あえて言わない”戦法を取るのです。番外編の回答を読んで、少しぼやっとした印象を受けませんでしたか?それは、前項の回答に比べて具体的な表現を避けたからです。「夢は▲▲職」ではなく、「夢は多くの子どもにピアノを学ぶ場を提供すること」。最後のまとめも、「まずは・・・」とつけたところがミソになります。

ただし、面接官もプロなので、“あ、この学生はいずれ独立したいのかな”と気づくこともあります。もしも「いずれ、独立されることもお考えですか?」「自分で音楽教室を開こうとは思いませんか?」と質問された際には、「長い人生の中で、独立することがまったくないとは言い切れませんが、今はまず、貴社の中でしっかりと生徒と向き合い、自分自身のピアノ講師としての質を高めていきたいと感じています。」と「今」の気持ちをお伝えしましょう。それでもしつこく質問が続いた場合は、企業は本当に長く働いてくれる学生を求めているのです。その時点であなたの価値観と企業の方向性は合致していないので、他の可能性も考えていきましょう。
また、もしも転職や独立に寛容な企業・業種であれば、正直に「いずれは独立したい」とお話ししても良いと思います。

 

以上、今回はキャリアプランを回答する際の骨格の立て方の基本と具体的な面接事例を取り上げて、回答例についてお伝えいたしました。

現在大学4年生の方は、卒業試験と就職活動でますます追い込みの時期だと思いますが、年末・年始はしっかりと体を休めつつ、大変な今を乗り切ってくださいね。

本年は本サイトをご愛読いただき、誠にありがとうございました。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 


2016-12-29 | Posted in 就活記事, 面接対策No Comments » 

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