【気になるニュース】また変わる!?2017年卒の選考会時期の“前倒し”を検討。その時、音大生は?

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引き続き、就職活動を続けている4年生もいる中で、現3年生にとってホットなニュースが流れました。

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就職選考6月解禁、来年から前倒し…経団連調整
(読売新聞/2015年10月25日/朝刊)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151024-00050105-yom-bus_all

※リンクはYahooニュース(読売新聞の転載)に飛びます。

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現在(2016年卒の採用)は、大学3年次の3月より情報解禁、4年次の8月より選考会開始というスケジュールが日本政府と経団連(一般社団法人 日本経済団体連合会)によって指針として発表されていました。しかし来年度(2017年卒)の採用は、大学3年次3月に情報解禁、6月より選考会開始とする方針で検討している、というのです。選考会時期が2ヶ月早まることで、学生にはどのような変化があるのでしょうか?

 

そもそも2016年卒の採用では、何が起こっていたの!?


ここで、そもそも2016年卒の採用(大学3年次3月に情報解禁、4年次8月に選考会開始)のスケジュールでは何が起こっていたのか、以下2つの問題について触れておきたいと思います。

 

(1)企業で水面下の採用活動が起こり、結果、就職活動は長期化していた

採用活動スケジュールについて経団連が発表している指針に法的な拘束力はありませんが、経団連に加盟している企業としては出来る限りこのスケジュールを守りたいところです。とはいえ企業としても、大学4年生の8月まで選考会をしないことで、良い学生が他の企業に取られてしまうのでは・・・・という不安があります。その結果、例えば、大学3年次の夏季インターンシップで学生の囲い込みを図るなど、実質的に採用選考会に近い取り組みを行う企業も出てきたそうです。そうなると、採用試験を受ける学生としては大学3年次の夏から採用活動は始まっているにも関わらず、ちゃんとした結果が出るのは大学4年次の8月以降という、なんとも長い就職活動になってしまう事態が起こりました。

 

(2)大手以外の中小企業はさらに採用難・・・?

また、学生のみならず採用する企業の中でも大変苦心したのが中小企業です。従来は、大学3年~4年次の3月・4月に大手企業の採用試験を、夏以降に中小企業の採用試験を受けるという学生が多くいました。しかし、2016年卒ではこのスケジュールが一転。大学3年~4年次の3月・4月に中小企業を受け、そこで内定をもらった学生がさらに8月以降の大手企業の採用試験を受けるという流れになってしまったのです。結果的に、中小企業への内定辞退が相次ぎ、内定辞退者が内定を出した学生の半数以上になる中小企業も続出したそうです。

 

就職活動をする学生には将来がかかっています。また、採用を行う企業にとっても、良い人材を採れるかどうかが今後の社運を左右するといっても過言ではありません。どちらも必死な状況です。これを受けて、経団連としても再度採用スケジュールの見直しを検討することになったそうです。

 

3.2017年の新スケジュールになると、音大生はどう変わる?


この2017年卒の採用スケジュールが変更になるとしたら、音大生の就職活動はどのように変化するのでしょうか?一番に気をつけなければいけないのは、教育実習です。

音楽大学の学生であれば、教職の授業を履修し、4年次の6月に教育実習を控えている方は多くいることでしょう。たまたま教育実習が秋であればラッキーですが、万が一自身が興味のある企業の新卒選考会と教育実習の期間が重なってしまったら・・・、考えるだけでゾッとしますね。上記の点を踏まえて、音大生が意識しておくべきポイントは4つあります。

 

(1)大学3年次の3月までに、キャリアプランを考えておく

自分自身の将来の夢は何か。また、大学卒業後はどのように生活していくのかを就職活動が本格化する大学3年次の3月までにしっかりと考えておきましょう。将来のキャリアプランをしっかりと持っておくことで、万が一キャリアの取捨選択を迫られたときに、自分にとって最良の道を選択するための決定軸を持つことになります。

 

(2)中小企業に注目する

上記のキャリアプランによって、就職活動をしようと決意した方向けのアドバイスです。音大生の中では、就職もしたいけれど(ご両親のご希望等もあり)教職も取りたいという学生さんも多いですよね。就職も、教職も、となった場合は、就職活動をあらかじめ中小企業狙いで行く手があります。中小企業はテレビ広告などを行っていないことも多く、学生さんには知られにくいですが、事業内容・経営理念・社風ともに素晴らしい会社は数多くあるのです。大手ブランドに凝り固まることなく、是非曇りなき眼で様々な中小企業を見てみてください。

 

(3)万が一重なったら、素直に企業にお願いする

それでも万が一、選考会と教員実習が重なってしまったら・・・、素直に企業の採用担当者にご相談してみましょう。学生である皆さんが学業(教職課程での実習)を優先するのは当然のことで、そこを強く叱責できる企業担当者はいません。あとは企業側のスケジュールが調整できるかどうかという話になるので、そこは素直にお願いしてみましょう。(実際に私も音大出身者ですが、教育実習の時は面接時間を夕方以降にずらして頂きました。)

 

(4)強い心を持つ/情報収集を怠らない

最後に精神論ですが、強い心を持ってください。今回の採用スケジュールの変更のみならず、今後自分の意思とは関係なく、社会情勢などの外的要因によって思い通りの行動が出来なくなる事態は十分に起こりえます。その時にどうか目の前の状況に流されることなく、自分の将来を信じて踏ん張る心の強さを持ってください。また、どんな状況にあっても心の余裕を忘れないために、情報収集を怠らないようにしましょう。様々な観点での情報を持つことにより、一方向の情報に惑わされず、広い視野で物事を捉えることが出来るようになるからです。

 

コミュニケーションの世界でよく言われるのは、何かが起きたとき、その事象自体は無味無臭のものだということです。その事象を受け止める私たちが、過去の経験や自分の価値観によって、「これは良い事だ」「なんて不幸なことだろう」と色づけ(味付け)しているに過ぎないそうです。

まさに当事者であり就職活動をご予定の皆様は、採用スケジュールの前倒しという、そのことに振り回されるのではなく、その状況を受けて、粛々と準備していただきたいなと思います。(しかし、ご自身の就職活動を終えられた後は、次に続く後輩のためにも、改善の必要があることは周りの大人たちに訴えてください。)

この変化の激しい時代において、現状を正確に分析し行動を起こしていく力は、いかなる人にも求められてくる能力だと思います。就職活動は、まさにその“はじめの一歩”です。気を落とさず、頑張っていきましょう。

 


2015年10月27日 | Posted in 就活事始め, 就活記事 | タグ: , No Comments » 

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