ロマン派音楽の新しいスタイル!?「BGM」の効能とは?

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こんにちは、あや姉です。
いよいよ夏も終わりを迎えようとしていますが、皆様やり残しはございませんか?

私は、というと海水浴やプール、花火、夏祭り・・・など・・の夏らしいことは何一つ出来ていないのですが(泣)、その他にも行き忘れているところがありました!!

現在、渋谷Bunkamuraにて開催されている「エリック・サティとその時代展」です!!
※リンクは「エリック・サティとその時代展」の公式HPに飛びます。

しかも、開催期間は8月30日(日)まで開催とのこと。
ご興味ある皆さん、急いでください・・・!

さて、皆さんご存知でしょうか?この展覧会の主役である“エリック・サティ”ですが、実はクラシック音楽ではじめて「BGM(バック・グラウンド・ミュージック)」という考え方を持った人なのです。

1920年、サティが54歳のとき、室内楽曲で「家具の音楽」を作曲しました。これまでの音楽はコンサートなどで“ちゃんと聴く”スタイルが主流でしたが、この「家具の音楽」は、曲名のとおり“家具のように生活に溶け込む音楽”・“意識的に聴かれることのない音楽”を目的として作曲されました。(しかし、実際に演奏されたときは、お客さんが会話を止めて聴き入ってしまい、サティは「おしゃべりを続けてくれ!」と訴えかけたそう。)

今では私たちの生活にどっぷりと溶け込んでいるBGMは、サティの時代から体現化されたものだったのですね。今回は、そのBGMの作用について調べてみました。以下4つの効果があるそうです。

 

(1)なくせないなら覆ってしまえ“マスキング効果”


ある音(騒音)をある音(BGM)で隠してしまう効果のことをいいます。人間には、印象の強い音や意識を集中できる音を追いかける習性があるそうで、BGMをかけていない状態では雑音や不快音を感じる環境であったとしても、BGMをかけることで自然と心地よい音楽に耳を傾け、雑音・不快音は気にならなくなるそうです。

 

(2)「個」の空間が大事なの“フィルタリング効果”


周囲で発せられる騒音・不快音を遮断し、隣の人との間に見えない壁(境界線)を作る効果のことをいいます。この効果によって、公共・大衆スペースでの“個室化”が可能になるため、隣との席が近い飲食店であっても、自分だけの空間で落ち着いて食事が出来る環境を提供することができます。なお、このフィルタリング効果は、音楽の音量が上がれば上がるほど個室化の傾向が強くなるそうです。

 

(3)3Dならぬ4Dに“イメージ誘導効果”


その場のコンセプトに合った音楽を流し、視覚などの感覚に加えて“聴覚”からも情報を与えることで、提供者側が伝えたい世界観を相手(お客)に伝えることができる効果のことです。お店の雰囲気を明るくしたり、高級感を醸し出したり、子供が多い場所では楽しい雰囲気を作ったりといった具合に、飲食店、遊園地、ホテルのロビーなど様々な場所でBGMが使われる主な目的になります。

 

(4)こうして人は動かされる“感情誘導効果・刷り込み効果”


様々な場面で思い通りに人を動かすよう「感情」を誘導する効果のことです。例えば、病院の待合室でかかるヒーリング音楽ですね。病院に訪れる方は、自分の中に何らかの不安を感じている方がほとんどです。やさしくゆったりとした音楽をかけることで、待っている間の緊張感を和らげる効果があるそうです。逆に、ノリのいい曲やテンポの速い曲になると、人の感情は煽られ、行動スピードも上がるそうです。商品単価が低く、お客さんの回転率で利益をあげている飲食店などは、アップテンポの曲を好んで流しているとか。

また、感情誘導効果の中には“刷り込み効果”といわれるものもあります。たとえば、夜にデパートで館内放送から「蛍の光」が流れたら、“そろそろ閉店だな”と思いませんか?それは、われわれの中に「蛍の光=帰るとき(別れるとき)に流れる音楽」と刷り込まれているからです。

 

言われてみると、上記の効果はうなずけることばかりですね。サティが発想したときは珍事件(?)で終わったBGMも、いまではプラスαの効能をもって様々なシーンで使われるようになりました。なんとも感慨深い話です。

新しい(奇抜な!?)スタイルの発想法や、その波乱万丈な人生から、まだまだサティに学ぶことは多そうです。

引き続きサティをテーマに勉強しつつ、今週末は「エリック・サティとその時代展」に滑り込みで行ってこようと思います!ご興味ある方がいらっしゃれば、ぜひ足を運んでみてくださいね^^♪

 

【参考文献】
・「儲かる音楽 損する音楽 人気ラーメン屋のBGMは何でジャズ?」
 持田騏一郎 著、ソニーマガジンズ発行(2008年2月15日 初版)

・社団法人バックグラウンドミュージック協会 ホームページ
 http://www.bgm.or.jp/about/index.html

・BGMの心理学 http://www.otokan.com/musicpsychology/sub-b.html

 


2015年08月27日 | Posted in BLOG | タグ: , , No Comments » 

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