ピアニストに必要な練習時間は1日あたり3時間45分!?音楽と仕事の両立方法とは?

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こんにちは。あや姉です。

音楽大学を卒業して会社員となった今、“いかにしてピアノの練習時間を確保するか”というのは、社会人として働く音楽家の共通した課題ではないでしょうか。

そんな中、今回は少し刺激的なタイトルです。
どこからこんな情報を入手したかというと、こちら。

ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム(古屋晋一 著)
※リンクはAmazonに飛びます。

ピアニストが演奏する際に、脳と体はどのように関係しているのかについて最先端の技術を駆使した研究結果が紹介されています。

本書によると、ピアニストは、超絶技巧や長時間の演奏を可能にするために、通常の動きとは異なる独特な筋肉の使い方をしているそうです。また、そういった筋肉の使い方が自然とできるようになるためには、ある特定の脳部位の使用や回路の発達が必要で、それは幼少期(まだ脳がやわらかい時期)の長時間にわたるピアノ実技の鍛錬によって得た賜物だということです。

その他にも、演奏時の脱力や手のフォーム、また大音量を出すための筋肉の使い方などについて、脳科学と体の仕組みの観点で解説してくださっています。

そして、私にとって最もショッキングだったのが、本ブログタイトルである「ピアニストが演奏技術を維持するために必要な練習時間は、1日あたり平均3時間45分である」。これはハーノファー音楽演劇大学の研究から導き出されたものだそうですが、別の研究では、たとえ同じ練習時間の長さであっても、細切れに区切るのではなく「1回あたりの練習時間を長く取ることが大切だ」ということもわかってきたそうです。

演奏技能の上達及び維持には、“練習時間の長さ”がモノを言うというのです。

ここで、以前までの私の練習時間を振り返ってみると・・・、日中は会社員として就業していますので、平日は【朝(6:00-7:00)1時間+夜1時間(できたら嬉しい・・・)】という時間量、休日は【練習できる日は3~4時間】といったところでした。音大時代に比べると量的にはかなり少なくなっていますが、「社会人は忙しいのだ」と自分自身に言い訳をしていたのが現状です。

本書に出会ったことで、これではいけない!と奮起し、自分自身の音楽や仕事に対する姿勢を見直しました。しかし、会社員としての仕事柄、平日に残業する日もあれば休日に仕事関係で出かけることが多いのも事実です。ただ、幸いにも朝は早朝から練習できる環境でしたので、平日は朝5時に起床することで今まで以上の練習時間を確保し、休日はなるべく予定を午後からにして、午前中はピアノを練習する時間に充てるようにしました。

それでも・・・・、平日に3時間45分の練習時間を確保するのは難しい・・・(泣)

と思い、本書を読み直してみると、救いの手がありました!

なんと、“イメージ・トレーニング”でも「指を動かす神経細胞の働きが向上する」というのです。

これは、音楽家を3つのグループ(1.毎日ピアノを練習する、2.実際にピアノは触らず、毎日イメージ・トレーニングのみを行なう、3.練習をしない)に分けて一定期間継続させたときの研究結果です。

もちろん、神経細胞の働きが最も向上のしたのは、1の毎日しっかりとピアノを練習したグループでした。しかし、上記の研究を終えた後、2のイメージ・トレーニングのみを行なったグループに対し、2時間程度、実際にピアノを使って練習してもらったところ、神経細胞の働きが「毎日実際にピアノを弾いて練習していたグループの神経細胞の働きとほぼ同じ程度まで向上した」というのです!

以上のことにより、本書ではイメージ・トレーニングを練習内容にうまく取り入れることが出来れば、「脳を育むのに効果的である」と同時に、コンクール等の「本番前の脳のリハーサルとして役立つ」と紹介しています。

自分自身の調整如何で練習時間を確保できればベストですが、もしも繁忙期などでなかなか練習時間が取れないときは、通勤時間等を使ってうまくイメージ・トレーニングをすることも大切なようです。

本書はピアノ技巧やピアニストに焦点をあてた内容がメインですが、楽器を演奏したことがある方であれば“なるほどー!”と感心することは多いと思います。

ご興味ある方は是非お手にとってみてくださいね^^

 


2015-07-22 | Posted in BLOGNo Comments » 

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