【音大生の面接対策⑤】音大生の関門!「音大に入ったのに、なぜ一般就職なの?」はこう準備しよう!

【写真】★横断歩道,サラリーマン(GATAG)

こんにちは。面接シリーズも5回目になりました。今回は、音大生ならではの関門!「音大に入ったのに、なぜ一般就職なの?」という質問への心構えと準備方法についてお話しします。

 

0.「なぜ一般就職なの?」は純粋な質問である


まず1番にお伝えしたいのは、この「音大に入ったのに、なぜ一般就職なの?」という質問は “純粋な質問である”ということです。質問を投げかけられる音大生としては、痛いところを突かれた気分になりますが、面接官としては意地悪でも何でもない、ただ単に“気になるから質問してみた”というものです。

たとえば、あなたが企業の面接官だったとします。医科大学に在籍中の学生さんが面接を受けに来たらどう思いますか?「お医者さんになるために医科大学に行ったんじゃないのかな?」「医者になる夢はもう諦めたのかな?」なんて考えてしまいませんか?実際の面接官も同じです。『音楽の勉強してきた学生が、なぜうちの会社に興味を持ってくれたんだろう!?』まずここが気になっているんです。「音大に入ったのに、なぜ一般就職なの?」という質問に対しては、怖がりすぎず気負いすぎず、正直に・誠実にあなたの今の気持ちをお伝えしましょう。その際ポイントになるのは以下の2点です。

 

1.【就職活動を始めたきっかけ】と【その企業を志望した経緯】を整理しよう!


もしもあなたが音楽とは関係ない一般企業の採用を受ける場合は、「就職活動を始めたきっかけ」及び「その企業を志望した経緯」を整理しましょう。まずは、下図のようにそれぞれの項目について、3~4つのポイントで時系列に箇条書きしていきます。

★【図1】「就職活動を始めたきっかけ」と「その企業を志望した経緯」について整理しよう

 

2.音楽で培ったスキルとは?それをどこで活かす?


次にあなたが今まで学んできた“音楽”を通して、培ったスキルについて教えてください。もちろん、「演奏テクニック」や「演奏における表現力」を問われているのではありません。音楽を学ぶことで培った忍耐力、継続力、コミュニケーションスキルなど、音楽以外の社会でも通用するスキルについてお伝えしましょう。というのも、一般企業の面談官は、ほとんどの方が普通大学のご出身で、音楽大学の実態を知りません。冒頭の「医大に通う=医者になる」ではないですが、音大でどんなことを学んだのか、またそのスキル・経験をどのように自社で活かせるのか分からない場合が多いのです。学生の方も、“今までとは違うフィールドの方とお話ししているのだ”という意識を持って、音大で培ったスキルの活かし方を丁寧に説明しましょう。たとえば以下のように整理できます。

★【図2】「“音楽”を通して、培ったスキル」を整理しよう

ここで、「音楽を学ぶ中で、最も力を入れたこと」≒「学生時代に力を入れたこと」であれば、説得力が増しますね。ただ、もしも「音楽で培ったスキル」と「学生時代に力を入れたこと」が別の内容であった場合は、『音楽活動を通しては▲▲▲を学びました』とさらっと前置きをしておいた方がいいかもしれません。

★学生時代に力をいれたこと(音大生編)についてはこちらをごらんください。

 

3.まとめ


それでは、今まで見てきた「就職活動を始めたきっかけ」及び「その企業を志望した経緯」と「音楽で培ったスキル」をまとめてみると下図のようになります。

★【図3】「就職活動を始めたきっかけ」と「その企業を志望した経緯」について整理しよう

ここで注意したいのは、『音大に入ったのに、なぜ一般就職なの?』と『音大に入ったのに、なぜうちの会社なの?』は違う質問だということです。前者については“あなたが就職活動を始めたきっかけ”が問われ、後者では“その企業を志望した経緯”を問われています。ですので、質問によって回答の仕方が若干異なります。

(1)音大に入ったのに、なぜ一般就職なの?

“人の為になる仕事がしたい”と考えたからです。そう考えたきっかけは、私が出演したコンサートを聴きに来て下さったお客様から『素敵な演奏をありがとう』と言われたことでした。その際、“人に喜んで頂くことこそ、私自身の喜びである”と実感しました。私が長年音楽を学ぶ中で培った▲▲▲という力を活かして、誰かの喜ぶ顔がみられるように、精一杯精進してまいりたいと思います。

 

(2)音大に入ったのに、なぜうちの会社なの?

“音楽を学ぶ中で培ってきた▲▲▲という力を、御社で活かしたい”と考えたからです。就職活動を始めたきっかけは、学生時代にコンサートを聴きに来て下さったお客様から『素敵な演奏をありがとう』と言われたことでした。その際、人に喜んで頂くことこそ、私自身の喜びである”と感じ、将来は“人の為になる仕事がしたい”と考えるようになりました。その中で、御社の×××という精神を基にした○○○という取組みに大変感銘を受けております。御社に入社できた際は、音楽を学ぶ中で培ってきた▲▲▲という力を活かして、お客様と御社と社会に貢献してまいりたいと思います。

「就職活動を始めたきっかけ」を問われた場合は【図3】の①と③を、「その企業を志望した経緯」を問われた場合は①’(①を掻い摘んで)・②’・③をお伝えしましょう。図式した全ての内容を伝える必要はありません。常に“シンプル”な回答をお心掛けください。ただし、「具体的に、弊社の取組みのどこに共感してくれたの?」というように、さらに質問されたときには、これまでまとめておいたものを存分に役立ててくださいね。

 

4.+α これからの“音楽との付き合い方”も考えておく


まれに、上記のようにお伝えしても、さらに「演奏できなくなるけど大丈夫?」などの質問を頂くことがあります。この質問に回答するためにも、今後の“音楽との付き合い方”をしっかりと考えておく必要があります。完全に音楽をやめるのか、自分のペースで付き合うのか、職場で活かせるのか(演奏機会のある職場に限られます)。個人的には、「音楽はすっぱりやめます!」ではなく、「音楽は私を育ててくれた大事なものです。休日やプライベートの時間を活用しながら、自分のペースで続けていきたいと思います。」と答えてくださる学生さんのほうが安心します。「音楽をすっぱりとやめる」ということは、ともすれば過去の自分を全て否定しているようにも捉えられかねません。そうではなく、まずは“自分にとって音楽とは何か”、“自分にとってベストな音楽との付き合い方は何か”をお伝えいただいた方が、過去の自分を肯定した上で、しっかりと前を向いている印象になります。

 

以上、「音大に入ったのに、なぜ一般就職なの?」という質問についての準備の仕方についてお話しいたしました。ぜひご参考になさってくださいね。

 


2015年07月16日 | Posted in 就活記事, 面接対策 | タグ: , , 1 Comment » 

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コメント1件

  • music_mate より:

    >愛美様
    ブログをご覧頂き、誠にありがとうございます。とても嬉しいです。
    こういった内容のものが興味ある!などございましたら、ご教授くださいませ。
    今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

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