【気になるニュース】静岡県の文化・芸術への挑戦!静岡の芸術を海外へ!(2015.7.10)

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【気になるニュース】特集では、この1週間(7/4~7/10)の中で気になった音楽及び芸術関係のニュースを担当者の感想とともに配信していきます。 ※感想はあくまで個人の感想です。

今回、担当者が気になったニュースはこちら。

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◆静岡発の音楽劇、ロシアの演劇祭で高評価
 http://www.nikkei.com/article/DGXLZO88921530U5A700C1CR8000/

(2015年7月4日/日経新聞電子版)
※リンクは日経新聞電子版ホームページに飛びます。

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モスクワで開催中のチェーホフ国際演劇祭で、静岡県舞台芸術センター(宮城聡芸術総監督)による音楽劇「マハーバーラタ」が上演され、高い評価を受けた。」そうです。(上記記事より抜粋)

日本人にとって、大変嬉しく名誉ある記事ですが、「そもそも、なぜ静岡県が音楽劇をやってるの?」と思いませんか?そんなところで静岡県の芸術分野への取り組みについて調べてみました。

 

(1)静岡県って、芸術分野に力を入れてるの?


どんな風に調べようかな・・・と、とりあえず「静岡県」の公式ホームページを検索してみました。「教育・文化」ページから、「文化政策課」のページに飛ぶと・・・ありました!「静岡県文化振興基本計画」。

全69ページの壮大な資料ですが、ここは何とか踏ん張ってひと通り目を通してみます。ちなみに、「静岡県文化振興基本計画」とは平成20年に策定された、平成20年~29年までの静岡県の文化・芸術分野における10ヵ年基本計画です。静岡県では、10年後の静岡県を見据えて、外国文化との交流や地域コミュニティー形成のための “文化の重要性”を鑑み、“県民一人ひとりが誇り(愛着)を感じ、ここは住みやすい、ここで暮らしたいと思う、魅力ある地域、すなわち感性豊かな地域社会を形成”することを目的として、様々な取り組みをスタートしているようです。この文化振興基本計画を進めるなかで、静岡県が大事にしているキーワードは3つ。「みる」「つくる」「ささえる」。まずは静岡県内の芸術家の方々や市民の方々主体で、芸術を「つくる」こと、そしてさらに若い芸術家たちを育てるためには「みる」人、「ささえる」人の育成もしていこう、ということだそうです。

 

(2)静岡県舞台芸術センターって何?


なるほど、静岡県が感性豊かな地域社会の形成のために文化・芸術分野に力を入れていることはわかりました。それともう1つ調べたいのは、日経新聞記事中にもある「静岡県舞台芸術センター」。まずは静岡県舞台芸術センターの公式ホームページを見てみたのですが、静岡県との関係性はいまいち分かりづらい・・・。ということで、もう1度静岡県の公式ホームページで探してみます。すると、今度もありました。「3期ふじのくに文化振興基本計画」。またもやややこしそうな資料にして、全98ページ!しかし、ここも何とか頑張りましょう!(※量の多い資料は、はじめから細かく読む必要はありません。まずはざっくりと目を通してから、自分が必要な情報を丁寧に読むようにしましょう。)

まず、この第3期ふじのくに文化振興基本計画。これは先述した「静岡県文化振興基本計画」の基本目標にのっとって、3年ごとの短期目標・施策を定めたものだそうです。(第1期は平成20~22年、第2期は平成23年~25年、第3期は26年~29年)

目次を見ていると、ありました!「第4章の4.県の主要機関の役割」に「公益財団法人静岡県舞台芸術センター(SPAC)」の文字が。その資料によると、静岡県舞台芸術センター(SPAC)とは、平成7年に立ち上がった県立の劇団であり、“常設の専用劇場と稽古場をもち、芸術監督の下、オリジナル作品を生み出しており、この形態は公立の文化施設で唯一”とのこと。「静岡県文化振興基本計画」中のキーワードである、「みる」「つくる」「ささえる」の「みる」と「ささえる」の役割を担っているそうです。そして、静岡県舞台芸術センターの重点施策の1つが「優れた舞台芸術作品を中核として“SHIZUOKA”ブランドを世界に発信」していくと書いてありました!一番最初の疑問、「なぜ静岡県が音楽劇をやっているの?」に繋がってきましたね。

 

(3)静岡県の目的・ねらいは?


もちろん一番のねらいは静岡県にお住まいの方々が住みやすい環境・街づくりだと思います。また、一方で2013年6月に富士山が文化遺産に登録されたことや、2020年に東京オリンピックが開催されることから、海外の方にも静岡の魅力を伝え、観光客を誘致したいという気持ちもありそうです。

 

安部首相が重点課題として2014年に発表した「地方創生」や、2020年の東京オリンピック。

この2つのキーワードについて、文化・芸術関係者の方の多くは、日本国内の文化・芸術分野の発展を願い、期待する一方で、なかなか実態が見えてこない・体系付けられないという焦りもあります。また、日本国内で「文化・芸術分野の施策」を発表している自治体は数多くありますが、実際どれほど達成できているかという効果測定まではなかなか手が回っていない現状もあります。そんな中、静岡県が県オリジナルの芸術作品を創り、ロシアまで持って行き、さらに現地の方に評価されたというのは大変な快挙だと思いました。

文化・芸術が行なわれるのは、東京・大阪など都市部のホールや会場だけではありません。今後は、文化・芸術が地方を元気にし、地方から世界に発信していく時代がくる(きてほしい)と思います。

この記事を読むことで、今後の芸術家も色々な地域や活動の中で力が求められていくのだと強く感じました。

 


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