【エントリーシートの書き方⑥】最近、気になるニュースは何ですか?

エントリーシートの書き方,新聞,気になるニュース

前回のエントリーシートの書き方では“ニュースの読み方”について、お話しいたしました。

今回は気になるニュースについて、さらに深掘りすることで「最近気になるニュースは何ですか?」の質問に対する回答の仕方をお伝えしたいと思います。

 

1.「最近気になったニュースは?」を質問する企業の目的


一瞬ぎくっとするこの質問。しかし、この質問は趣旨を理解できれば、難しく考える必要はありません。この質問をする企業担当者の大きい目的は下記2点にあります。

(1)社会へ興味・関心があるか
(2)社会へ出る準備ができているか

たとえば、音楽大学の入試試験に面接があった場合を考えてください。もしもあなたが“面接官”の立場だったとしたら、「好きな作曲家は誰ですか?」という質問に対して「好きな作曲家はこれから勉強します」と言われるよりも、「好きな作曲家は○○で、××××なところが大変魅力だと感じております。」と答えてくださる学生さんの方が、「この方は本当に音楽が好きなのだな。大学に入ってからも一生懸命音楽を学んでくれるだろうな。」と安心できますよね。企業の選考会も同じなんです。

社会に出るためにはそもそも社会に興味・関心があることが大前提になります。もちろん学生の皆さんが社会人と同じレベルの知見や観察眼をもつ必要はありませんが、社会に対する関心があり、自分なりに考察を深めようとしている姿勢を伝えることが大切です。

では、どんな内容を取り上げればいいのでしょうか?

 

2.気になる記事は“身近なところから”でいい


ニュースの質問は難しい内容を取り上げる必要はありません。まずは自分の身近に感じるニュースから考えてみましょう。たとえば、少し前になりますが、こんな記事を見つけました。

◆映画の魔法、効いた USJ・TDR 昨年度の入園者、最高更新
 (2015年4月2日(木)、朝日新聞、3面)
※リンクは朝日新聞のWEB版に飛びます
※記事の全文を読むためには朝日新聞DEGITALへの登録が必要です。(無料版あり)

内容としては、千葉県浦安市の東京ディズニーランドリゾートと大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの2014年度入園者数が過去最高を更新しているというものです。記事内には2001年度~2014年度までの両テーマパークにおける入園者数の推移を示したグラフも掲載されており、TDR・USJ双方に近年は右肩上がりで入園者数が増加している様子が伝えられています。また、両テーマパークが盛り上がる理由の1つに「アナと雪の女王」「ハリーポッター」などの“人気映画をテーマにした催し”が好評で多くの人を集めているとも紹介されています。

こんな記事であれば、抵抗感なく読むことが出来ませんか?では、次の項でさらにこの記事を深掘りしてみましょう!

★気になるニュースの見つけ方については、前回の記事をご参照ください
エントリーシートを書くための「ニュースの読み方」(初心者コース)

 

3.記事に書かれている内容から、その“背景”をイメージする


では、両テーマパークの入園者数が増えている“背景”にはどんなことがあるのでしょうか。入園者(お客様)がテーマパークに行く理由は、単純ですがそのテーマパークに魅力があるからです。その魅力の1つが、記事にも書かれているように「人気映画をテーマにした催し」ですね。さらに説明を加えるなら「まるで人気映画の世界観を実体験しているような催し」です。その証拠に、アナと雪の女王やハリーポッターのアトラクションを調べてみると、どちらのイベントも舞台のセットや装飾、照明、演出など映画の中の世界をとてもよく再現していると思いませんか。ということは、TDRやUSJのお客様は、各テーマパークが作り出した“世界観”に期待し、足を運んでいるということになります。つまり、両テーマパークにとって「お客様に興味を持ってもらえる世界観を創ること」は非常に重要なポイントになるわけです。

 

4.気になる記事を“自分ゴト化”する


次は、その記事の内容を“自分のこと”として置き換えて考えてみましょう。ポイントは「この記事の内容に“自分だったらどう関われるか”」を考えることです。ここからの考え方は100人100通りです。今回お話しするのは、あくまでその一例であることを念頭において読み進めてくださいね。ポイントは3点です。

【1】なぜその記事に興味を持ったのか
2】その記事の背景にあることは何か?
【3】そこで“音楽を学んできたあなた”が考えたことは?

上記のポイントを整理することで、「気になるニュースは何ですか?」の質問に対し、以下のように回答することができます。

私は4月に朝日新聞で掲載されていた“TDRとUSJの入園者数が過去最高を記録している”という記事が気になっております。なぜなら、音楽家の新しい可能性を感じたからです。
両テーマパークの入園者数が増加している理由として、両テーマパークとも人気映画をテーマにしたアトラクションを展開し、その世界観が好評を得ていることがあると思います。私は、この“世界観を創る”要素として、効果音や音楽はなくてはならないものだと感じております。この新聞記事を読むことで、これからの音楽家は自身のライブやコンサートでの演奏のみにこだわるのではなく、空間プロデュースなどのあらゆる角度から社会と関わることで活動の幅を広げられるのでは、と思いました。

 

5.プラスα:業界や職種の特徴にあった「切り口」を意識しよう


もしも可能であれば、気になる記事の「切り口」について、ご自身の希望業界や職種の特徴を意識してみましょう。実は、上記の記事1つ取っても色々な切り口やまとめ方があります。

◆営業職:
お客様と“世界観”を共有することが、自社商品に興味を持っていただくきっかけになると思うので、とても興味深い記事だった。

◆サービス業:
サービスを展開する上でお客様が心地よいと思う空間をつくりることが大切だと感じた。

◆広告業界:
音楽という要素をPRツールとして活用する方法を模索したいと感じた。

上記は一例ですが、業界や職種によっては、気になった記事との繋がりがイメージできないこともあります。そんな時は、めげずにまた他のニュースを探してみてください。子育て支援や高齢者サポート、地域創生に関する記事など、音楽家である皆さんだからこその見解はたくさんあるはずです。

以上、「最近気になるニュースは何ですか?」という質問に対しての考え方をお伝えいたしました。新聞も読み始めると結構おもしろいですよ!

これを機にぜひトライしてみてくださいね♪

 


2015-05-19 | Posted in エントリーシート, 就活記事No Comments » 

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