【音大生の就活体験記②】こんな就活は間違っている!

【写真】就職活動・音大生・失敗(GATAG_フリー)

こんにちは。あや姉です。前回(「音大生だけど就職活動したいです」) に引き続き、本日も私の就職活動体験について記していきたいと思います。

就職活動が厳しい時代に入ったことはわかっても、だからどのように舵を取ればいいのかはなかなかわかりません。大半の方は大学4年生で“初めての就職活動”なわけで、ご多分にもれず(?)私も一通りの失敗をしました。本日は就職活動中の失敗談をメインにお話しできればと思いますので、反面教師のつもりでお読みいただけたら嬉しいです。

 

まったく音楽に関係ない仕事は嫌だから・・・広告業界を希望します!


いくつかの就活イベントや会社説明会を回る中で、私が熱烈に希望したのはこともあろうか広告業界。まったく音楽と関係ない仕事は志望動機が思い当たらないし、かと言って音大を出たから音楽業界で働くというのも何かピンとこないところがありました(生意気ですね・・・)。せっかく就職活動するならクラシック音楽をもっと世の中の人に知ってもらうような仕事に就きたいと思い、「広める=広告業界だ!」という非常に安易な発想です。私の年は大手広告会社の選考会は2月・3月ごろから、WEB系の広告会社は12月・1月ごろから選考会をスタートしていました。

 

横文字嫌いでも、WEB系広告会社にトライ!


まずは12月に説明会に行ったあるWEB系広告会社の選考会にエントリーしました。私はどちらかというとパソコンや横文字は抵抗があるタイプで、事業内容はちんぷんかんぷんでしたが社員の方々や会社の雰囲気に惹かれ、とりあえず受けてみようかなくらいの気持ちでした。すると、筆記試験・グループディスカッション、一次面談、二次面談・・・と、とんとん拍子に選考会が進み、もしやこのまま内定もらっちゃうのでは?と舞い上がっていました。そして、いよいよ役員面談。面談に現れた役員の方は、今までの社員の方とは打って変わって、学生の緊張が倍増するような厳格な雰囲気の方でした。俗に言う“圧迫面談”だったと思います。手に汗をかきながらも何とか一通り回答した後、役員の方から「それでは逆に弊社に質問したいことはないですか?」という質問がありました。逆質問に対する回答の準備をしていなかったためとても焦りました。必死に考えた末ついに捻り出した一言は、「・・・SEOって何ですか?」。 面談官の目がいやにギラッと光ったのを覚えています。なぜなら、相手はWEBのデジタルマーケティングサービスを扱う会社です。SEOサービスは、いわばその会社の主力商品。面談官の反応を見て、自分が失敗したことに気づきましたが、もう後の祭りです。今までわかったような気で選考会を進んできましたが、圧迫面談という予想していなかった事態に直面したことで、私がその会社の事業をまったく理解していなかったことが露呈するという何とも恥ずかしい結果になりました。

 

音楽知識もオタクに負ける!?


悔しい思いはしつつも、まだまだ就職活動序盤の1月の話です。気を取り直して、2月の大手広告代理店のエントリーシートを書き進める日々。同時に、筆記試験対策本を解いたり、広告代理店の社員が出版したマーケティングに関する書籍や過去のキャッチコピーを集めるなど、私なりに努力していました。また、広告業界においては音楽大学出身であることも強みだと感じていました。ふつうに勉強してきた人たちとは違う観点で物事を捉えられると思ったからです。

・・・しかし、結果は惨敗。二次面談以降に進む会社は1つもありませんでした。このとき、大いに痛感させられたことがあります。1つは「広告業界に入る人は、尋常でない体力と圧倒的な行動力を持っているということ」。にわか広告業界ファンでは敵いません。そしてもう1つは、「音大の授業を“ただ受けてきた”だけの音楽知識やスキルはまったく武器にならない」ということです。世の中には“オタク”と呼ばれる特定の分野への知識や造詣が極端に深い方々がいます。とある企業の説明会でこの“オタク”(と呼ばれそうな)男子学生が音大生である私でさえも知らないような音楽史の裏側?をとうとうと語りだしたのです。今まで自分の強みとして隠し持っていたカードが、一瞬にして紙切れに変わったような気がしました。

 

戦法は「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」!?


広告系の会社が全滅したあとは、IT業界、アパレル業界、モバイル・通信業界、旅行会社、エンタメ・サービス業界・・・とりあえず目に入った企業の説明会へ可能な限り参加し、エントリーシートを書き続けました。がむしゃらにやっていれば、どこかの会社が自分を見つけてくれるはずだ、と信じていました。しかし、努力する方向を間違えたままで結果が出るはずありません。業界が異なる複数の企業に応募したことで、多種多様なエントリーシートを作成しなければならなくなり、結果、企業分析に十分な時間が取れずに志望動機もあやふやなままエントリーシートを量産する日々が続きました。もちろん面接でうまく話せるはずもありません。べらぼうに自分の可能性を広げすぎたあまり、逆にどれをとっても中途半端。あれもこれもと掴んだものが、ボロボロと自分の指の間からこぼれ落ちていくようでした。

 

教育実習と最後の一社


大学3年生の10月に就職活動をスタートし、私は4年生の6月になっても1社の内定ももらえませんでした。周りにも内定が出ない友人はいたものの、「つらい、早くここから抜け出したい」そんな暗い気持ちを引きずりながらリクルートスーツの袖に腕を通す日々でした。そんな鬱々とした中で転機になったのは4年次6月からの教育実習。母校である中学・高校に3週間、音楽の先生として実習に行きました。その時点で、ある程度選考が進んでいたのは1社のみ。実習は、平日の朝8:00~夕方の18:00頃(部活指導があればもう少し遅く)まであるため、就職活動との両立は難しく就職活動を制限せざるを得ませんでした。しかし、この1社も敢え無く惨敗。教育実習1週間目に、すべての持ち駒を失くしました。

 

状況に惑わされず、まずは自分のキャリアプランを見直して


最後の1社から不採用通知が届いたとき、これを機に今一度自分の将来をしっかりと見直さなければいけないと思いました。そもそも自分は将来何がしたいのか、どんな働き方をしたいのか真剣に考えたとき、かつて「将来は音楽教室を開きたい」と考えていた自分を思い出したのです。(前回の「音大生だけど就職活動したいです」 をご参照ください) そこで以下の点を自問自答しました。

  • なぜ音楽教室を開きたい自分が一般の会社に就職したいと思ったのか。
  • その願いは本当に音楽教室では叶えられないものなのか。

上記2点を考えたとき、私は今後選考会を受験する企業を2社に絞ることにしました。まずは、レッスン風景を見て素敵だなと思った大手音楽教室のピアノ講師採用試験、もう1つは弊社のWキャリア研修プログラムでした。その2つを選んだ理由は簡単です。将来は音楽教室を開きたいという夢を明確にしたとき、どちらもその夢に向かって自分自身が成長出来る環境であると感じたからです。教育実習が終わったら、急いでこの2つの試験の準備をしようと心に誓い、実習に没頭しました。

 

以上、本日は就活における失敗談シリーズでした。企業研究が出来ていない、何も考えずにとにかく複数の会社にエントリーしてしまう・・・などは音大生の皆さんに限らず、よくある話なのではと思います。このブログを読んで私の失敗を疑似体験して頂くことで、皆さん自身は失敗を回避できますようお祈りしております。

次回は、就職活動を2社に絞ってからの話をしたいと思います。お楽しみに。

 


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