【音大生の就活体験記】音大生だけど、就職活動したいです。

★【写真】女子大生・1人(フォトAC)

こんにちは、あや姉です。
現大学4年生の方は、この3月から就職活動が解禁されて、慌しい日々を送っているのではないでしょうか。

そんな中で、音大生であることで就活がやりづらいと感じている方も多いと思います。私も音楽大学を卒業して一般企業に就職した1人なので、時に音大の教育カリキュラム自体を恨めしく思ったこともありました。大学の授業と、実技のレッスンと、就職活動と、全てを頑張るのは本当に大変ですよね。

そんな頑張る音大生の後輩たちに、少しでも何かお役に立てればと思い、自分の就職活動時代を振り返ってみたいと思います。授業や就職活動の隙間時間に、軽い気持ちでお読み下さい^^

 

ぼんやり将来を考え始めた時期


将来を考え始めたきっかけは、大学3年生の春頃でした。アルバイト先の1つ年上(当時大学4年生)の先輩がご自身の就職活動を終えられた後、「もし就活するならOB訪問でもエントリーシート添削でも、何でも力になるからね!」と言ってくださったことでした。当時私は“いつか音楽教室を開きたい”という漠然とした夢はあったものの、一方で日本の音楽大学やクラシック音楽というものにとても閉鎖的で古めかしい感覚を抱いていました。そんな時に聞いた一般大学の先輩の話は私にとって大変魅力的で、ただただ“広い(ふつうの)社会を見てみたい”という気持ちから、「就職してしばらく社会経験を積んだ後にピアノの先生になれたらな」とぼんやり考え始めていました。

 

就職活動って楽しい!・・・はずが、どうして今年なの!?


そんなこんなで大学3年生の夏にとりあえず自己分析と筆記試験の勉強をスタート。勉強は嫌いではなかったので、久しぶりの試験勉強(?)に力が入りました。また、自己分析で自身の小学校時代、中学校時代・・・と自分自身の歴史を振り返るのは楽しく、アルバイト先の先輩からも「○○(私)は、明るいし人柄も良いから絶対に大丈夫だよ!」という温かい言葉を頂いて、 “私は就職活動するんだ”という思いがめきめきと育成されていきました。しかし、ここで出鼻をくじかれる大事件。そういえば新聞やニュースで噂されていたリーマンショックの波がいよいよ日本にも直撃したのです。これは大変なことになるのではないかという予感と心配が、音大生である私の頭の中でさえよぎりました。

 

それでも始めた就職活動


日本の就職活動時期は、年によって開始時期などが変わることがあります。(政府や企業の方針など、理由は様々です。)私は2010年採用でしたので、就職活動の情報開示は大学3年次の10月1日から。私も10月中旬~後半ごろには大手就活サイト主催の就活イベントや合同企業説明会などに友人と冷やかし半分で行っていました。大手主催のイベントに行くと、本当に大勢の学生さんがいるので、大変刺激的でした。同い年なのにとても優秀に見える学生さんや、リクルートスーツでもキラキラ見える女子大生、それから私たち音大生以上にのんびりしているように見える学生さん。やっぱりちょっと違う・・・と進路転換していく音大生の友人を尻目に、“よし、私は就職活動するぞ!”と意気込んでいたのを覚えています。

 

先輩、やっぱり話が違います・・・!


着慣れないスーツを着て、会社説明会で先輩社員に会えることも楽しく、期待がいっぱいの明るい気持ちでスタートしました。しかし、悪い予感は的中するもので、私たちが本格的に就職活動を開始した秋口から「内定取り消し」という言葉が出回ってきました。リーマンショックによって今後の展望が危うくなった複数の企業が、すでに内定を出している4年生の内定そのものを取り消すといった事態になったのです。また4年生だけでなく、3年生である私たちの代でも新卒の採用枠を大幅に減らす、2010年度の新卒採用は実施しないなどの処置が取られました。“人柄が良ければ採用してもらえる”なんてやっぱり嘘だ!と思いながら、それでも努力すれば何とかなると自分を奮い立たせました。

 

説明会の時点で、音大生は多少不利・・・!?


就職活動をやると決めたからには、会社説明会に行かなければ話になりません。まだ希望の業界が決まらないうちは色々な会社を見てみたいのですが、ここで多少不利に感じたことがありました。私の通う音楽大学では大学キャンパス内で「合同企業説明会」がなかったのです。就活学生における大学内での「合同企業説明会」の最大のメリットは“短時間でたくさんの企業を見て回れる”ことです。逆に、“企業が大学に来てくれない”=“自分でその企業に出向かなければいけない”ので、時間の制約もあり参加できる説明会の数は狭まります。そうなると自然と自分の好みで企業を選ぶようになってしまい、結果就職活動における視野が狭くなるように感じました。また、たまに「他大学の友達に頼んで、その大学の合同企業説明会に潜入してみれば?」というアドバイスもありましたが、企業がその大学で説明会をするということは、その大学の学生に興味を持ってほしいと思っているということです。そこに本来のターゲットとは別(しかも音大というまったく異なるフィールド)の学生である自分が入り込むのは、何ともおこがましく感じ、結局は大手就活サイトから企業の説明会情報がオープンされたと同時に必死にエントリーしていたのを覚えています。

 

6年経った今、就職活動をしていた当時を振り返ってみると、音大生だから不利だったこともあれば、一般大学・音楽大学関係なく乗り越えなければいけないこともありました。ただ、“自分だけがそうなのか”“他の誰でも同じ現象が起きているのか”は1人で考えてもなかなか答えは出ないものです。

私の就職活動時の話(多くは失敗談)を知ることで、今就活を頑張っている学生の皆さんに何か気付きがあれば・・・と思い、恥ずかしながら記事にしてみました。次回以降もまだまだ続きますので、しばらくお付き合い頂けましたら嬉しいです。

 


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