“ピアニストがピアニストになるまで”がわかる本。

【写真】本・ミルクティー(写真AC_フリー)

こんにちは。あや姉です。

ようやく暖かくなる兆しが見え始めたこの季節、花粉症持ちである私は何とも恨めしく思う一方で、桜やチューリップなど春を代表する花たちや、人と人との新しい出会いの予感に、なんだかワクワクソワソワと待ち遠しい気分になります。

さて、そんな出会いと別れの春。今週、卒業式をされる学校は多いと思いますが、“卒業”や“進級”が自分の将来を考えるきっかけになることも多いですよね。

今回は、そんな季節にピッタリな、今後の音楽との付き合い方を考える上でとてもためになると感じた書籍を1冊ご紹介いたします。

それは・・・、「ピアニストはおもしろい」 (仲道郁代 著/春秋社)。


内容(amazonより引用)
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ゴーイング・マイウエイ=「わがみちいくよ」、多事多端のピアノ人生。
読み始めたら止まらない…。フムフム、クスリ、ときどきホロリ。
はたしてどのようにしてピアニストになったのか。どんな生活をおくっているのか。
何を考えてピアノを弾くのか。
はてまた、子育てとピアノとの“一日三日間”生活。
探偵的、音楽探しの日々。子連れピアニストの舞台裏を大公開!
2015/2/13発売。

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この書籍との出会いは、2月8日にサントリーホールで開催されたピアニスト仲道郁代さんのソロコンサートでした。仲道さんご本人より、“5日後に発売される新刊を、本日限定でホールロビーにて前売り販売します”とのご紹介があり、世間より5日早く書籍を入手できる優越感と、仲道さんのサイン付き!という心躍る+αに、私はコンサートが休憩に入るやいなや思わずロビーまでダッシュ!!コンサートで素晴らしい音楽を聴けて、さらに自宅に帰っても仲道さんの世界観を感じることができるなんて!と、幸せいっぱいでした。
(しかし、その2週間後に参加した仲道さんのワークショップでは、書籍購入者には目の前でサイン会が・・・!悔しい!)

気を取り直していざ読んでみると、この書籍には仲道さんがピアノを触り始めた幼少期から、現在の活動に至るまでのピアニストとしてのご経験や成長、心の変化、そして珍事件?の数々が散りばめられていました。音楽やピアノとの向き合い方、楽曲分析の仕方、音楽の創り方、社会やお客様との向き合い方など、どの章からも仲道さんのお人柄や情熱が伝わり、読み手の心を温かくします。

どんな方が読んでも様々な観点からおすすめできる書籍ですが、主には3通りの楽しみ方があるように感じました。

1つは演奏家・ピアニストを目指す方向けの楽しみ方。この書籍を読むことで、ピアニストの実態や適性が見えてきます。ピアニストという職業が、本当に自分に向いているのか自問自答するきっかけとなるとても良い書籍だと思います。

2つめは指導者としての楽しみ方。世界的なピアニストを育てるためには、もしくは音楽が大好きな子どもを育てるためには、どんな方針で教育していけばいいのでしょうか。それこそこの書籍の中で、仲道先生がピアノを始めたばかりの幼少期の体験や記憶・感想をつまびらかに紐解いてくださっているので、 子どもの心理を知りたい教育者の方にもおすすめです。

3つめは音楽愛好家としての楽しみ方。これは映画好きには映画の本、科学好きには科学の本、とどんなジャンルの書籍にも通用する楽しみ方ですが、この書籍からピアニストの生活や頭の思考を垣間見ることで、コンサートに行った時に尚一層興味深くそこにある音楽に耳を傾けるようになるのではないかと思いました。

文体は一貫して優しく丁寧で、ときにキュートな表現で綴られているので、本が苦手な方でも読みやすい一冊です。また、ご自身が子育てをしながらピアニストとして奮闘された時代のことも書かれているので、今後同じ環境を迎えるかもしれない若い女性にはさらにおすすめです。

休日の朝に少し早起きして、景色の良いオープンカフェでコーヒー飲みながらのんびりする・・・つもりが、気づいたら脇目もふらずに一気に読んでしまった!というような、そんな書籍。

ピアノを弾く皆様には必見の1冊です。

 

★書籍_仲道先生サイン

仲道郁代さんのサイン入り♪ (こっそり自慢)

 

 


2015年03月16日 | Posted in BLOG | タグ: , , , No Comments » 

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