アナと雪の女王と長崎~日本人が初めて西洋音楽に触れたとき~

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明けましておめでとうございます。
あや姉です。

本年も、音楽ニュースや音大生のための就職活動ノウハウなど、少しでも皆様のお役に立てるよう、たくさんの情報を発信してまいります!
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

さて、年末年始皆様はどのようにお過ごしでしたか?

私は写真の通り、長崎へ旅行に行ってまいりました!
長崎といえば、軍艦島、出島、ハウステンボス、亀山社中跡地、平和公園、グラバー園、中華街・・・。2泊3日の旅行じゃとても回りきれません!悔しい!

そんな中、紅白歌合戦では「アナと雪の女王」の曲がオンパレードでしたね。
アナ雪は、ストーリーの内容もさることながら、音楽の引力が凄まじいです。映画を観ていなくても、「Let it go」は聴いたことがある!という方は多いと思います。

映画と音楽の相乗効果による大ヒットによって、音楽を使ったマーケティングに注目が集まる昨今ですが、それよりもはるか昔に、長崎でも音楽を使ったマーケティングが行われていたことを皆さんはご存知でしょうか?

ヒントはここ。大浦天主堂です。

大浦天主堂は現存する日本最古のキリスト教の教会ですが、布教の際、宣教師たちはキリスト教の教えの他に何を持ち込んだと思いますか?

それこそが“西洋音楽”だったんです。

時は室町時代。「以後よく広まる・・・」でお馴染み?ですが、1945年にポルトガル人のフランシスコ・ザビエルがキリスト教布教のために来日した際、ミサ曲などの聖歌や西洋の楽器を多数持ち込んだところから始まります。

これが、日本人と西洋音楽の最初の出会いでした。

この宣教師たちが持ち込んだ音楽は、見事日本人の心を掴み、織田信長や豊臣秀吉も大絶賛したという話です。(その後、秀吉は禁教令を敷いてしまうのですが・・・泣)

ただし、ここで興味深いのは、日本でのキリスト教布教の際の音楽のあり方について、宣教師たちは度々本国からの批判にさらされていた、というのです。日本で行われた、音楽を宣教に用いるスタイルは、イエズス会が本来大事にしている宣教方法と少し異なっていたんですね。それでも宣教師たちは、日本人の繊細な心に訴えるには音楽を用いた布教が効果的だとし、特例として許可してもらえるよう本国へ懇願していたそうです。

日本にキリスト教を広めるために、(本国では止められていたにもかかわらず)あえて音楽を用いて宣教する。これこそ日本初の音楽マーケティング!?と驚きました。

けれど、その時代の宣教師たちが布教に音楽を用いてくれたからこそ、日本人は初めて西洋音楽に触れることができたわけです。とても感慨深いですね。

ストーリーか音楽か、どちらか一方だけが良いだけでは成り立たない音楽マーケティング。
アナ雪もキリスト教も、相互のよさが上手に溶け合ったことで、大きな効果を得たようです。

そんなことを考えらながら、のんぶりまったり楽しんだ長崎旅行でした♪ (つづく)

 


2015年01月05日 | Posted in BLOG | タグ: , , No Comments » 

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