【キャリアデザイン①】キャリアデザインの重要性

★【写真】社会人_女性(AC・フリー)

こんにちは。コラム第1回目の今回は、【キャリアデザインの重要性】について、お話しさせて頂きます。

皆さんは【キャリアデザイン】という言葉を聞いたことはあるでしょうか?言葉の通り、キャリア(仕事)をデザイン(設計、構築)するという意味ですが、では、なぜ今日本の中で【キャリアデザイン】が叫ばれるようになったのでしょうか。

それは時代の変化にあります。


戦後から高度経済成長期までの日本


最近の日本社会は、第二次世界大戦以降に形作られました。敗戦後、焼け野原になった日本を何とか復興しようと、がむしゃらに働いたのが今の70~90歳代の方です。おかげで1955年以降、日本の経済が右肩のぼりで成長する高度経済成長期という時代を迎えます。そのときに確立されたのが「終身雇用」制度です。生涯をその会社のために捧げる思いで、入社から定年まで一つの会社で働き続ける代わりに、会社も責任をもって社員とその家族を守るといった働き方になります。また、生活面でも人々が“モノの豊かさ”を追い求め、《三種の神器》とよばれる洗濯機・冷蔵庫・白黒テレビの所有が豊かさの象徴になりました。


世の中が活気づいた“バブル景気”へ


そして、1973年の第一次オイルショック以降、日本経済の成長率は安定し、1980年代後半にはバブル景気といわれる好景気に突入します。人々の賃金も上がり、物価も上昇。好景気での事業拡大に伴い、企業の新卒者の募集人数も増やされ、就職活動は売り手市場といわれた時代です。ボディコン、ディスコなんて言葉も聞いたことありますよね。人々のお金の羽振りもよく、日本全体が大変盛り上がっていた時代でした。

しかし、人の一生と同様、時代は変化するものです。


バブル崩壊と“失われた20
年”


1990年代突入後に日本のバブルは崩壊し、不況の時代に入ります。経済の成長はストップし、企業が新卒者の採用枠を狭めることによって就職できない若者が増え、「就職氷河期」と呼ばれるようになりました。この不況は大変長く、多少回復した時期はありつつも、2007年に起きた世界金融危機等の影響も受け、なかなか不況から脱することが出来ませんでした。この長い不況の時代を“失われた20年”という言うことがあります。世界金融危機以降はさらに企業の求人は減り、新卒で就職できなかった学生に対して“就職浪人”といった言葉が出回るなど、雇用の面でも大変苦しい時代になりました。


働き方の変化


こういった不況の流れを受け、新卒者の採用枠を減らすだけでなく、中高年のリストラをも決断せざるを得ない企業が出てきました。また、近年では日本企業のグローバル化や企業間のM&A(合併や買収)も進み、今ある企業が10年後にも同じ形で存在しているのか誰にもわからない時代になりました。これにより、大学卒業から定年まで一つの会社で働き続けるという「終身雇用」制度は崩壊を迎えます。

そんな中、自身のキャリアについて会社任せにするのではなく、自分で計画し選択しようという考え方が出てきます。それが【キャリアデザイン】です。


キャリアデザインの重要性


10年先の未来が見えない今だからこそ、自分自身で情報を集め、考え、自分の生き方を決定していかなければいけません。何が正解なのか、誰にもわからないからです。しかし、ネガティブなことばかりではありません。自分のキャリアアップのために転職したり、大学卒業後に起業するといった働き方は、30年前までは限られた人にだけ出来ることでした。けれど、終身雇用制度の崩壊を受け、働き方が多様化された現在だからこそ、個々人の目標や生活にあった働き方を自由に選択出来るようになったのです。

このような時代の流れから、自分自身にあった将来を掴み取るために、若いうちから自身のキャリアデザインについて、意識して考えておく必要が出てきました。音楽大学を卒業した後の将来について、しっかりと計画し、準備しておくことで、世の中の変化にも柔軟に対応することが出来るからです。

キャリアデザインの重要性を理解いただいたところで、ではどのように計画を立てれば良いのでしょうか。

次回は、【キャリアデザインの立て方】について、ご紹介いたします。お楽しみに。

 


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